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認知症の人の頭の中はどうなっているの?

◆◇◆_________2021.11.16
読者限定メールマガジン
【認知症の人の心の中はどうなっているの?】
_____________◆◇◆


こんにちは。
ブランドカラーアドバイザー
色の樹 仲澤佳子です。



■本日は、「認知症の人の心の中はどうなっているの?」
についてご紹介いたします。




「え? 認知症?」



と、思われたかもしれません。



先日、が拝聴した講演の話を
お伝えしたいと思います。


講師の先生は、
大阪大学大学院教授 佐藤真一先生です。
認知症専門家でもあり、
たくさんの本も出版していらっしゃいます。



■「認知症の人の心の中はどうなっているの?」



そもそも、
認知症って何?

「ボケちゃう病気?」

そう思っている方が多いよう。

ですが、

「認知症」っていう病気があるわけではないんです。


確かに・・・


認知病じゃなくて認知症ですね。


で、認知症の3つの定義があるそうです。


1.なんらかの脳の疾患により
(脳の萎縮、血管つまりなど)

2.認知機能が障害されて
(物忘れ、言葉が出にくい、判断力低下)

3.生活機能も障害される
(料理、買い物できない、お金の管理不能)


そして、


脳の疾患別にタイプ分けもあるのです。

・アルツハイマー型認知症
・レビー小体型認知症
・前頭側頭型認知症
・血管性認知症
など・・・



つまり、疾患によって症状も違う。

だから、対処方法も違う。

ということです。



と、医学的なことは、ここまでに。




ここからは、
講話の中で印象に残った内容を
ご紹介いたします。




■介護施設にて

その施設は、暗く、みんな疲れて見えたそう。
そのときの、スタッフさんの制服は、
グレーや白、黒などの色でした。

その後、スタッフの洋服の色をピンクなど、
優しい色に変えたところ、
認知症の方たちの顔に変化が・・・

優しく笑顔もでるようになりました。



■介護をしているお宅にお邪魔したとき

家の中は、雑然としていたそうです。
色彩感覚のない部屋だったそう。

そこで、

きれいに片付けて、
色を取り入れました。
すると、認知症のおばあさんは喜んだそうです。



■夕方症候群

施設でも夕方になると、
スタッフ一同食事の準備などで忙しくなります。

そんなころ、
暴れだす、キレだすなど、
落ち着きが無くなることがよくあるそうです。

そんなとき、

人間にそっくりなロボットで、
(声は遠隔操作でスピーカーから出るしくみ)
ロボットを介して会話を試みました。

すると、

そのロボットに、笑顔で話しかけたり、
ハグしたり、いい子いい子と頭をなでたり
絵本を読み聞かせをする人も。
しかも笑顔で(^^)


全く話しがかみ合わず、
言葉のすれ違いで苦しんでいたスタッフは
驚いたようです。



介護において、一番苦しいのは、
心がすれ違うこと、
コミュニケーションが取れないこと
だそうです。


介護はされる側もする側にも心があります。


「思いやり」が伝わらないことは苦しくなる。


人には心があります。
人は感情の生き物です。


その無意識の心に、
視覚がとても重要ではないか?と
言われています。


「視覚」、つまり、「色」は、
非言語コミュニケーションになります。


認知症については、まだまだ研究途中ですが、
色が無意識に心になんらか影響を及ぼす
ことは分かっています。


人には五感があります。
嗅覚は低下しやすく、
味覚も・・・。

視覚は目が見える限り、ゼロにはなりません。


明るい色を見れば明るい気持ちに。
好きな色は、心地よく。

色は、非言語コミュニケーションツールとして、
とても身近であり、活用すべきものなんです。



■今回、お話を聞いて、
認知症についての自分の先入観や、
知識不足を痛感しました。

認知症の人の心の中は、
人それぞれ。
ただし、その人の人生から予測はできる。

「思いやり」の心は、どんな人も持っていること。

同時に、

やっぱり、「色」は大事なんだなぁと
興味深かったです。



佐藤先生の著書の中には、
「マンガ認知症」
という本もあります。
(実は、早速購入して読んでいます。)
分かりやすくサラッと読めます。


知らないことを知ることは楽しいですね。



ということで、
■本日は、「認知症の人の心はどうなっているの?」
についてご紹介いたしました。


今回も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
何か一つでもお役に立てれば幸いです。



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編集後記

先日、久しぶりに御殿場アウトレットにて
お買い物同行をしてきました。
天気も良く、富士山も見え、紅葉にも癒されました。
只今、セール中でとてもお得です☆
お客様も、私も大満足の時間でした。
今年の冬は、ぜひ、新しい色に挑戦してみませんか。
きっと新しい発見がありますよ☆

では、また来週お会いしましょう。