こんにちは。
ブランドカラーアドバイザー
色の樹
仲澤佳子です。
今日は、
ちょっと“芸術”に触れたいと思います。
興味なし!という方は、
最後の方だけでも読んでみてくださいね。
「音にも色彩があるの?」
「あるんじゃない?」
「音楽鑑賞で美しい色彩が見える。」
「音も色彩も感覚の世界でしょ?」
「色も芸術!?」
私たちは、一つの感覚の刺激を、
その感覚で反応するほかに、
その感覚以外の系統の感覚も反応させる。
これを、共感覚といいます。
例えば、
音刺激によって色覚をともなう「色聴」
音を聴くと色が見える特殊能力を持つ人を、
「色聴所有者」と呼びますが、
一般の人にも
多少この傾向があると言われています。
ドレミの音階を共感覚で感じると
ド → 赤
(一オクターブ離れたドも赤)
♭レ → 紫
レ → すみれ色
♭ミ → 淡い青
ミ → 黄金色
ファ → ピンク
♯ファ→ 緑青
♭ソ → 濃い緑青
ソ → 明るい青
ラ → 冷たい黄色
♭シ → 橙
シ → 鮮明な銅色
といった実験結果もあります。
色の感覚には個人差が大きいことも
知られています。
音と色の対応には一定の法則はなさそうです。
ただし、
高い音は明るく、
低い音は暗く感じることは、
文化を問わない普遍的な現象です。
女性や子供のかんばしった高い声を、
「黄色い声」
と言ったりしますよね。
さらに、
色彩と音楽は強い感情で結びつく、
ことも知られています。
W・R・ワグナー(ドイツのオペラ作曲家)は
色彩と音楽に触れ、
V・カンディンスキー(ロシアの画家)は
色彩のリズムとハーモニーとを音楽的
に計量し、画策に生かし、
C・モネ(フランスの画家)は
日の出の作品に「印象」と標題。
この印象から印象主義が生まれて、
印象主義の画家や詩人たちに影響された
C・Aドビュッシー(フランスの作曲家)は
新しい音階や和音を工夫。
音楽の世界にも推進。
傲慢な音楽は青、
急速な音楽は赤、
高音は明るい色、
低音は濃い色、
色相と模様まで連想。
水平の次元では時間で音楽が展開、
垂直の次元ではピッチ(高低)の変化、
深さの次元では音量、
といった意味で色彩が役立ちました。
最後に、
ウォルト・ディズニー
(アメリカの漫画家・映画製作者)の
作品「ファンタジア」を紹介します。
音楽映画として
色彩と音楽を融合させた最高傑作。
中でも、
L・v・ヴェートーベン(ドイツの大作曲家)の
交響曲、第6番ヘ長調op.68「田園」
は、全曲、色彩に見事に描かれています。
一度観た方でも、色彩に注目して観ると、
また面白いと思います。
芸術家になった気持ちで(^^♪
編集後記◇◇◇◇◇
最近、15年ほど使っていた洗濯機が壊れました(涙)
思い切ってドラム式洗濯乾燥機を購入!
感動です!
早い!節水!静か!eco!
洗剤も自動投入!賢い!
だんだん人間のすることなくなっていきますね(笑)
そんなITに感謝です。
では、また来週☆