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売れる色ってあるの?

こんにちは。

ブランドカラーアドバイザー
色の樹
仲澤佳子です。


今日のテーマは、

「売れる色ってあるの?」

です。
企業、色戦略ですね。


これからの季節、ビールでしょ!

そのビール、何で選びますか?

やっぱり、味?

実は、人間は8割以上を色
で判断しているんです。
味覚は、なんと約1%です。

“物事の判断に
人間の五感が機能する割合”は

視覚・・・87
聴覚・・・7
触覚・・・3
嗅覚・・・2
味覚・・・1


ビール業では、味の調査のため、
目隠しでビールの銘柄を当てるテスト
を行っているそうです。
すべて正解する人はほとんどいないとか。

ビールはそれぞれに味が違います。
最初に取るのは?
「見た目」や「CMのイメージ」

商品の違いを
味以外の視覚、聴覚を通して、
いかに伝えるか?
いかにビールの売り上げにつなげるか?

例えば、

・キリンラガービールは、
 “白地”に“赤い”ロゴのデザイン。
 “ビールの代名詞”といわれて、
 1954年に国内シェア1位となり、
 「ビールはキリン」の時代が続きました。
 それを覆したのが、
 アサヒの「スーパードライ」
 1987年に発売して、わずか、3年で、
 キリンのシェア率を上回ったのです。

・アサヒのスーパードライは、
 色業界では、大胆な発想でした。
 “銀色”1色で、「キレ」を伝えたのです。
 銀色勝ちです。

・サッポロの「黒ラベル」は、
 “黒”を使い、インパクトで勝負。

・サントリーは、「ザ・プレミアム・モルツ」
 “金色” “ロイヤルブルー” で
 「高級」「ワンランク上」が売り!


このように、
 “商品は色で売れる”
と言ってもいいくらいです。


実は、売れる色、ベスト4カラー
と言われている色があります。
大ヒット商品に、必ずと言っていいほど使われている色です。

それは、“赤” “青” “黒” “白”
白の中に輝く白のとらえ方で、
“シルバー” も入ります。

食品業界では、赤ヒット商品には、
・コカ・コーラ
・日清カップヌードル
・味の素
・ポッキーなど。

また、青のヒット商品には、
・アジシオ
・日清カップヌードルのシーフード味など。

いまや企業は
色の戦略は欠かせません。

たかが色、されど色
ですね。

物を買うとき、
パッケージの色にも注目してみると、
面白いかもしれませんね。




編集後記◇◇◇◇◇

皆さんは、「それ、幸運の前兆かも!」
いわゆるラッキーサインはありますか?
茶柱が立つ。お天気雨が降る等々。
友人のラッキーサインが、
車道と新幹線路線が平行な道路
(国道1号線の富士↔沼津)で、
「運転中に同時に同方向に新幹線が走るとき」
なんです。最近私もついつい気になって…。
先日、沼津富士間を2往復。なんと、
2
往復とも同じタイミングで新幹線が!
とてもワクワク、モチベーションが
上がりました()
ワクワクって大事ですね。

では、また来週☆