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明るい気分を与える色の使い方・魅せ方

こんにちは。

ブランドカラーアドバイザー
色の樹 仲澤佳子です。


新年を迎えて、今日は1月末。
早いものですね。

気候もまだまだ温暖の差があり、体調管理も難しい季節です。

「病は気から」といいます。

気持ちは「明るく」を意識しましょう。


今日は、【明るい気分を与える色の使い方と魅せ方】をご紹介します。


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人は、色を見ると感情が生まれます。


好きな色を見れば、前向きな気分に。
嫌いな色を見ると、不快に感じます。


その感情は、十人十色。


しかし、色がもつ視覚的なイメージと心理的なイメージは、実は、多くの人が共通のイメージ・感情を持つことがわかってきています。


つまり、色が感情を動かしたり、色を見ると無意識に心が変化したりするのです。


そこで、知ってほしい色は、「黄色」です。



●黄色の効果

「明るい」というと「光」につながります。

黄は光と黄金の色です。
太陽の光は生命の源。また、穀物の実りの色もまた光り輝く黄色。

光や輝き、食物の色として、黄は、明るさ、普遍性、エネルギーを感じさせ、喜びや希望、幸せと結びつくポジティブなイメージを与えるのです。


黄は・・・
「楽しくやろう」
「新しいことをしよう」
「コミュニケーションを活発にとりたい」
などと陽気なイメージづくりに欠かせない色です。


では、


黄の取り入れ方は・・・

花など環境の色に活用するのもいいでしょう。
空間が明るくなります。


ファッションに取り入れるときは・・・

あまり強い黄色ではなく、優しい黄色や、淡い黄色がおすすめ。

濃い黄色は、刺激を得たいときは有効ですが、強い印象を残します。
危険・注意のようなイメージも持ちますので、洋服に取り入れるときは、鮮やかさを押さえてあげるといいですね。



●黄色の配色

黄色と同じく「コミュニケーション」の色として「橙」もおすすめです。


黄色と橙の配色は、
橙の陽気さと黄の楽しさが組み合わさり、より明るい気分を与えてくれます。


さらに、


黄と橙に緑をプラスすると、
よりカジュアルな雰囲気となります。
調和の緑効果ですね。


また、


黄と黒の組み合わせは、
黒が相手の色を強調する効果があるため、黄の注意が強く強調されます。強い印象を与えることができます。某野球球団の色が連想できますね。


反対に、


黄とピンクの組み合わせは、
子供らしさの配色です。
色のトーンを落として薄い色は、さらに幼い印象となります。



色は、単体で存在することの方が少ないです。
ほかの色を組み合わせることによって、さまざまな効果が生まれます。



●黄色のマイナスイメージ

色には、プラスのイメージとマイナスのイメージがあります。

ヨーロッパ中世では、裏切り者ユダの衣の色や、臆病者などの色とされている時代もありました。ただし、ルネッサンスを経ると、黄のイメージは、ゴッホやゴーギャンらの画家たちから良いイメージが復活して、現在は元気さ、賑やかさのポジティブなイメージとなっています。


さらに、


明るさや賑やかなイメージが強すぎると、子どもっぽい、騒々しい、未熟さといったネガティブなイメージへの方向も与えるので、マイナスのイメージを知っていることも大事です。



◆◇◆まとめ◆◇◆

今回は、明るさを与える代表色・黄色をご紹介しました。
他にも、ビタミンカラーと呼ばれる色は、明るく、元気を与える色です。暖色系は、基本的に暖かいイメージや明るさを印象に残します。ぜひ、取り入れてみてはいかがでしょうか。

TPO
によって、色の面積を大きくしたり、色のトーンを落ち着かせて調整するといいでしょう。



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編集後記

先日、毎日履いているスリッパがそろそろ変え時で、たまたまショッピングをしていた息子に何でもいいので買ってきてと頼みました。でも、結局買ってこなかったんです。理由は「地味な色しかなかったから(笑)」確かに、日頃、私の愛用している身の周りの色は、明るい色が多いかも(笑)。無意識に息子が感じていることに嬉しくもあり、驚きもあり、でした。
結局、自分で買ってきました(^^♪(もこもこの温かいスリッパです♪)

まだまだ寒い日が続きそうですね。毎日温かくお過ごしください。

では、また来週☆